ショールを染めました。

所沢の販売会でお客様指定のショールを染めました。私の染めの技法は日本古来の灰汁醗酵建てなので染まるものは自然繊維のものしか染まりません。そして薬を大量に使う大和藍やインヂゴピュアの染め技法のように一発で染まらないので何度も何度も繰り返して染めます。ですので藍の効果が発揮されるのです。ショールも首に巻くと虫が寄ってこないんですよ。不思議ですよね。大昔の人の知恵には本当に驚きますよね。
灰汁醗酵立ての技法は薬を大量に使う技法と違い長くは持たないし、染められる量も限られています。写真ではわかり辛いのですが、温度も三十度を保たなければ藍が風邪をひいてしまいますし、染め終わった後はたっぷり藍が大好きなお酒を飲まします。まさに生き物と同じですよね。だから化学染料とは違う温かみがあり深みのある綺麗なな色に染まるのです。
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