悪いネコ 闘病記 １０月１６日 午後

「手術は１時半からを予定しています。
　手術が出来ても出来なくても必ず携帯電話に連絡します。」
と言われ待っていました。

２時半近くになっても連絡がなかったので
手術をあきらめていたときに電話が鳴り
「何とか手術出来そうです。終わったらまた連絡します。」
と言っていただきました。

あとは紅梅の頑張りと最後まで手術が出来ることを祈りました。

５時近くに病院から連絡が入り
「手術は終わりました。
　お腹の中をおけたら腫瘍がいっぱいでした。
　腸にも腫瘍がくっついていて大きな穴が開いていたのですが
　切り取って腫瘍がないところをつなぎ合わせました。」
と先生に言っていただきました。
私はお礼と仕事から帰ったらすぐに病院に行くと言いました。

嫁にもすぐメールをして帰ったら病院に行くよういいました。

嫁より先に病院に行き、
紅梅を見ると術後なので目はうつろではあるけれど
いつもの女王様座りをしていてしっかりしていました。
チョットすると嫁も来て紅梅の様子を見ると喜び、号泣です。

先生から
「この子は本当に強いですね。こんな気が強い子はいないですよ。
　術後にこんな姿勢をとる子なんていないし。
　普通なら耐えられない手術もこの子の気の強さで乗り切ったんですよ。」
と言っていただきました。
「でも、お腹には腫瘍がたくさんあり
　それを全部取りきることは出来ませんでした。」
と言われました。

私は紅梅はネコ人生を終わりたがっているのに
私たちがそれを阻止していいのか、
紅梅は苦しいのに私たち夫婦のエゴで手術などを強要して良いのか、
と何度も考えたのですが
紅梅の顔を見て手術をやってよかったと思いました。