怖い嫁と二匹のトラネコ 浅葱FIP闘病記



本当はもっと元気なうちに書けばよかったのですが
書いてしまうと奇跡が終わるような気がして書けませんでした。
ちょっと長く書きますがお許しください。
まず、9月10日頃FIPを発病して
掛かりつけの病院で
何もせずにゆったり亡くなるのを待つしかないと言われました。
私も嫁もそれを受け入れることにしたのですが
ウチの姉の友人が同じ区内に良い先生がいるから
早いうちに連れて行きましょうということになり連れて行きました。
そのとき、私たちはネットでFIPの事を調べ
不治の病と思っていたので
どこへ行っても同じだと思っていました。
一回目は用事があり私は行けなかったのですが
嫁の話では風変わりな先生で
診療所も狭く、綺麗なところとはいえないと言っていました。
しかしその先生は本当に良い先生で
出来ることはやってみようということになりました。
出来ることと言っても
利尿剤、強肝剤、心臓の薬を飲ませるだけということでした。
ウチの子はウエットタイプなので
腹水が溜まってしまうのですが
掛かりつけの先生は腹水を抜き、ステロイドを投薬すると言っていました。
しかしこの先生は腹水は抜いてはダメだし
ステロイドは最後の最後に与えるものだと言ってくださいました。
そして15日の夜から投薬を始めました。
オシッコで腹水は減っていくようでしたが
食欲は毎日少しなめるようにして食べるだけであがりませんでした。
しかし五日目過ぎたくらいから食欲が徐々に出始めました。
そして一週間後の22日に私も嫁と一緒にネコと通院すると
だんだんと良い状態になってきているので
薬の量を減らすように言われました。
「もしかして直りますか。」と私が聞くと
「この病気はそんな簡単に治るもんじゃない。」と返され、
「この子が気持ちよくできる空間を作りなさい。」と言われました。
掛かりつけの先生は「もう一匹と隔離してください。」と
強く言われたのですが、
こちらの先生は
「兄弟だし、ずーっと一緒にいるんだからコロナウイルスは持っているだろう。
いまさら隔離したって遅いよ。
それよりも一緒にいるほうがストレスにならないからいいんだよ。」
と言っていただき、隔離するのをやめました。
それから浅葱の奇跡が始まりました。
23日頃からの一週間は毎日100カロリー以上
10月にはいると毎日150カロリー、
多いときは200カロリー食べてくれるようになりました。
そして一ヶ月で亡くなると言われたのに
画像のようにどんどん大きくなり今迄で一番の体重となりました。
ウチの嫁は
「病気治ったんじゃない。」と言うほどでした。
私も本当にそう思いました。
毎日、紅と走り回り、穏やかに過ごして
そしてしっかり食べてくれて
この状態がこの奇跡がいつまでも続くもんだと思っていました。
今考えるとこの油断がいけなかったのかもしれません。
10月27日の夜に嫁が調子が良いからと
初めて二日続けて薬を抜いたら
また見る見るうちに腹水が溜まってしまいました。
そして動きがなくなりぐったりしていることが多くなりました。
28日の夜から毎日、薬を飲ませてはいるのですが
調子が上がってきません。
遊ばせると機嫌よく20分近く遊ぶのですが食欲があがりません。
月曜日が70カロリー、火曜日が60カロリー、
水曜日が80カロりー、そして昨日が80カロリーでした。
そして今朝、ほとんど食べてくれないので困ってしまいました。
でもウンチは二日連続でしてくれました。
熱もないし、動きも鈍いですが全く動かないわけではないし、
腹水もだんだんと抜けてきているとは思うので
一週間前のようにまた食べ始めてくれさえすれば良いのですが。
もう一度、奇跡が起こることを信じて
FIPと闘っていきます。
そして来年も画像のようにこの子達の誕生日会が出来たらなぁ。
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