イヌタデ『あかまんま』と蓼藍




手創り市で鉢に入れた藍をお客様に見ていただくと
「道端で咲いていますよね。」などお聞きすることがあります。
その場合は主に画像上記ふたつのイヌタデ、
いわゆる『あかまんま』と呼ばれている植物だと思います。
そして下記ふたつが藍染の原料となり
当方で使っている蓼藍の『白花小上粉』です。
こちらもイヌタデ目に属します。
ということで花の色は別として
花の形状、花の付き方はそっくりです。
どちら一年草です。
しかしこのように似てはいるものの『あかまんま』には
蓼藍のように染まる色素も
体に良い効能成分もありません。
とくにこの『白花小上粉』という品種は
1500年近く前に中国から伝わった日本最古の品種です。
蓼藍といえば『あかまんま』同様に
赤い花が咲く『赤花小上粉』が通常なのですが、
『白花小上粉』はあまりみかけません。
そして『白花小上粉』は『赤花小上粉』よりも純粋な藍色に染まるといわれています。
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