昨日、志の輔らくごINパルコに行ってきました。


毎年、楽しみにしている公演です。
1ヵ月公演になってから10年目だそうです。
私は第2回公演からなので9回目です。
そして今回も素晴らしかった。
最初の『スマチュウ』とはスマートフォン中毒の略です。
叔父と甥の「スマートフォンを見ずに人の目を見て話せ。」
という会話の中に叔父の妻が絡むという
志の輔師匠ならではの話です。
2本目の『三方一両損』は落語会でよく掛けているネタです。
こちらも志の輔師匠ならではの下げです。
はじめの新作も面白かったのですが例年と比べると物足りないし、
『三方一両損』も何度も聴いているし
ちょっと物足らないなぁと思っていました。
だけれども最後の中入り明けの『先用後利』は凄かった。
富山の新幹線開通に伴って作られた新作なのですが
後半10分の素晴らしさは言葉では表現できないほど。
『先用後利』は富山の薬売りの話です。
使った分だけ代金を頂戴するということに着目されたお話です。
そこに笑いあり、最後はいつものように号泣と本当に素晴らしいお話です。
以前は『紺屋高尾』を演っていただけたし、
今回は薬売りの話なので
私たち夫婦のお互いの仕事を志の輔師匠は話してくれました。
ウチの怖い嫁も終わってから家に帰るまで興奮冷めやらず、
ずーっと『先用後利』の話をしていました。
『先用後利』はもう一度聴きたい。
そして出来れば富山県で。
会場出口では富山の薬売りが記念撮影用に置かれていました。
こういうところもこの会は凄いんですよね。
最後の最後まで楽しませてくれます。
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